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外壁塗装は何年ごとにするのが良いの?

外壁塗装は何年ごとにするのが良いの?

外壁塗装は、住宅にとって欠かせないメンテナンス。
「そろそろ外壁塗装をしたいけど、どのタイミングで塗装をすれば良いの?」
実は、外壁塗装に使用される塗料の寿命は、種類によって異なります。
果たしてあなたのお家の塗り替え寿命はいつなのでしょうか?
ご自宅に適した塗装時期を知っておきましょう!

外壁塗装の耐用年数って?

外壁塗装の耐用年数とは、塗料を塗ることで形成される塗膜の「使用できるおおよその年数」のこと。
塗膜は、永久的に持続されるわけではなく、限りがあります。

家を建てる部材として使用されている外壁材や屋根材は、塗膜によって守られています。
が、塗り替えを行わずにいると、塗膜から外壁材や屋根材を守る力が失われ、紫外線や雨風によって住宅自体の劣化が進みます。
耐用年数に従って塗り替えメンテナンスを行うことで、住宅の寿命を延ばし、快適な暮らしが持続されるのです。

塗料の種類による耐用年数と特徴

たくさんの塗料

塗料の耐久性は塗料ごとによって異なりますが、塗料を製造、販売しているメーカーによっても少しずつ違います。
各塗料メーカーが規定している塗料の耐用年数をひとつひとつ書き出すと大変な数なので、大まかな塗料の種類によって大体の耐用年数を覚えておきましょう。
戸建て住宅の外壁塗装に使用される主な塗料についてご紹介いたします!

ウレタン塗料

耐用年数は、約7~10年です。
耐久性は低めですが、弾性があり伸縮性に優れています。
ツヤありタイプ、ツヤ消しタイプがありますが、ツヤ消しタイプは防汚性に劣ります。
最近は、外壁ではなく付帯部に使用されるケースがほとんどです。

シリコン塗料

耐用年数は、約10~15年です。
少し前まではウレタン塗料がメジャーな塗料でしたが、現在はコストパフォーマンスに優れたシリコン塗料が最もメジャーな塗料です。
耐久性も十分にあり、浸透性や防汚性などいくつもの性能があり、戸建ての外壁塗装ではスタンダードな塗料です。

フッ素塗料

耐用年数は、約10~20年です。
数ある塗料の中でも、最長クラスの耐久性を誇ります。
高級感のある仕上がりや機能性の豊富さから人気を集めていますが、ウレタン塗料やシリコン塗料に比べ、高価な塗料です。

無機塗料

耐用年数は、約20~30年です。
無機物が配合された無機塗料は、強靭な強さを誇ります。
塗料の中で最も耐久性が長く、素人目でも違いがわかるほど美しい仕上がりを実現します。
最近ではさらに技術が発達し、耐用年数30年を超える塗料も販売されています。
しかし、フッ素塗料同様に高い機能性を持つ塗料なので、非常に高価です。

トータルコストに注目

「1回100万円の塗装施工と、150万円の塗装施工どちらが良い?」
と質問すると、多くの方が前者を選ぶと思います。

しかし、塗料の耐用年数を考えたとき、トータルコストはどちらがお得なのか、という点に注目してみましょう。
例えば、100万円と150万円の塗装施工における40年間でのトータルコストは、以下のようになります。

塗料の耐用年数1回の施工費用40年間での施工回数トータルコスト
10年100万円4回100x4=400万円
20年150万円2回150×2=300万円

100万円もの差額が生まれましたね。
このように、1回の施工費用で考えると高く感じますが、その分、耐久性が長ければ住宅のメンテナンスにかかるトータルコストを抑えることができます。

しかし、その時の状況や環境は人それぞれ。
将来のことを考えた上で塗料を選ぶのが大切です!

例えば、
「年齢も年齢だし、自分たちの後に住む人はいないし、そんなに長持ちしなくても良い」
という方であれば、グレードを下げて低価格な塗料がオススメです。

「初めての外壁塗装で、ゆくゆくは子供達が住むことになるから、長い目で考えたい」
という方であれば、高価でもグレードの高い塗料をオススメします。