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ケイカル板のアスベスト問題 見分け方と安全な除去方法

ケイカル板のアスベスト問題 見分け方と安全な除去方法

ケイカル板は建築や屋根材として一般的に使用されてきましたが、
その中に含まれるアスベストが健康上のリスクを引き起こす可能性があります。
本日のブログでは、「ケイカル板とアスベスト」に焦点を当て、
アスベストの概要から安全な除去方法までを詳しく解説させていただきます。

アスベストとは?

アスベストは、耐熱性と吸音性に優れた天然の鉱物です。
かつては建材やとして使用され、耐火性や断熱性があるため断熱材にも混ぜ込み、とても重宝されてきました。
しかし、アスベストの微細な繊維が飛散し、空気中に漂い、それを吸入することで健康被害を引き起こす
可能性があることが明らかになり、国内では使用が禁止されているのです。
羽や綿のように柔らかいアスベストの繊維は、製品によって色が変わる素材です。
青色や灰色・白色・茶色など見た目が変わるのが特徴です。
そのため、ケイカル板に含まれるアスベストは見分けるのが困難です。
アスベストの処理には、「石綿作業主任者」や「特別管理産業廃棄物管理責任者」などの資格が必要です。

ケイカル板のアスベスト含有年代は?

一般的に、1970年代後半から1980年代までのケイカル板にはアスベストが含まれている可能性が高いです。
今後それらの建築物の耐用年数が過ぎて、解体又は改修工事の増加が見込まれます。

ケイカル板に含まれるアスベストの見分け方とは?

ケイカル板に含まれるアスベストの見分け方には3つの方法がありますので、解説させていただきます。

吹き付け材に触れてみる 確認する方法として、手のひらに吹き付け材を乗せてこする方法があります。
吹き付け材を手のひらにこすりつけた際に、砕けず繊維状の状態であれば
アスベストの可能性が高いと言えます。
ただし、実践する際には、保護具の着用をしてから行いましょう。
綿が垂れているかを確認する 天井や梁の建材から、綿状の物質が垂れている場合は、アスベストが含有されている可能性が高いです。
表面に毛羽立ちが出ることもあります。
また、古い建物の場合は経年劣化が原因で垂れている傾向もあります。
酢を吹き付けてみる 吹き付け材の一部を手にとり、お酢をかけてみる方法があります。
アスベストであれば、酸が強いことからお酢をかけても溶けずに残ります。
確認する際は、保護具の着用が必須となります。

ケイカル板からアスベストを除去する方法とは?

ケイカル板からアスベストを除去する方法には3つ方法があります。

除去工法

アスベストを完全に除去する工事になります。
作業員や周辺に悪影響が出ないよう、保護シートで建物を囲い、除去作業を行ないます。

封じ込め工法

アスベストに薬剤をまいた後に硬化させ、飛散をしないようにする工事です。
完全除去ではなく、飛散防止対策として行います。

囲い込み工法

アスベストの周りを板材で覆うことで、飛散や損傷を防ぐ工事になります。
こちらも先ほどの封じ込め工法と同じく、完全除去ではなく、飛散防止対策の1つです。

まとめ

ここまでお読みいただき、いかがでしたでしょうか?
ケイカル板のアスベスト問題は建築やリフォームに関わる方々にとって重要な情報です。
アスベストの健康リスクや適切な除去方法を知ることで、安全な建材選びや作業が可能となります。
弊社には、「石綿作業主任者」の資格を持った社員が多く在籍しております。
ケイカル板に含まれるアスベストについてご不安な方は、ラクストまでお問い合わせください。

ケイカル板 アスベスト